『成人発達理論マスターコース』×『コホート・ダイアローグ12ヶ月プログラム』
「成人発達理論マスターコース」は、鈴木規夫氏と加藤洋平氏による対談動画・音声教材・コンサルティングセッションを通じて、共に「成人発達理論」の可能性を深めていく講座です。
本マスターコースに12ヶ月にわたる学習者同士のダイアローグを掛け合わせたプログラムをご用意しました。
対象者について
原則として『ICC国際コーチング連盟認定資格×成人発達理論』ご受講者。但し、ご紹介等でご参加いただけるケースもございます。
概要について
「成人発達理論マスターコース」の動画や音声ファイルを各自で視聴し(非同期)、毎月1回オンライン会場で集まり90分程度、氣づきや感想や疑問や違和感などをダイアローグします。これを12ヶ月間、繰り返するものです。
目的について
共同学習を通して、「成人発達理論マスターコース」やその背景に潜む叡智を、日常(生活の現場)やそれぞれの実践(日々の活動や仕事など)の現場に統合していくこと。個人的な想いとしては、「すべての存在に正当な居場所を与える」理論の共同的、生成的、サンガ的な実践です。
内容について
・「成人発達理論マスターコース」については、enfacさんのサイトをご覧ください。
・ダイアローグのナビゲーターは、「ICC国際コーチング連盟×成人発達理論トレーナー」の立石慎也が務める予定ですが、共同ナビゲーターも随時募集します。
・成人発達理論初学者の方向けの簡易レクチャー付き(第1回目、7回目を予定)
・12ヶ月間(毎月1回をめどに、約90分@Zoom×12回)のダイアローグを重ねます。
・安心して対話できる一期一会な場を大切にするため、ダイアローグの録画はいたしません。ご参加者による録画、録音等も禁止させていただきます。
・守秘義務契約等は締結いたしませんが、対話で共有された内容は、この学びの場のなかだけに留めてください。
・螺旋的深化を狙うため、「成人発達理論マスターコース」の6つのプログラムを2周回する予定です。
・専用のFacebookグループページをご用意しますので、ぜひご参加ください。
・本共同学習は、コーチ、コンサルタント、教育関係者などのプロフェッショナルな方々や、人材開発や組織開発や教育など文脈に直接関わることのない方々、などから構成される多様なチームで行う予定です。
「成人発達理論マスターコース」の詳細コンテンツについて
以下の通り、約6時間分の動画、約20時間分の音声から構成されます。独りで短期間で集中的に学ぶ方法もありますが、多様な同志の仲間たちのダイアローグを重ねながら中長期にわたって学習を深める方法もあるでしょう。本プログラムは後者のニーズに応えるものです。
Program 01 | ||
【対談動画】発達理論とは何か? | 第1回対談振返り音声教材(24本) | |
・イントロダクション | 1:補助音声ファイルの意図・聴き方について | |
・発達理論の受容状況 | 2:高度なストラクチャーの土台となる豊かなコンテンツを獲得する大切さ | |
・発達理論を活用する上でのリスク | 3:書くという実践の意義 | |
・そもそも発達理論とは? | 4:書くことに関するトレーニング方法 | |
・様々な発達理論の研究 | 5:小さく実践を始めること・小さく実践を積み重ねていくこと | |
・鈴木規夫氏と発達理論との出会い | 6:英語の文献を読むことの意義と読解方法について | |
・加藤洋平氏と発達理論との出会い | 7:外国語に触れることがもたらす発達効果 | |
8:これまでの補足と要約 | ||
9:新たな習慣の確立に向けての工夫 | ||
10:立ち止まることの大切さ:言語の分節化機能と発達の関係 | ||
11:アカデミックライティングにはない日記の味 | ||
12:実践における「カルヴァン主義原則(Calvinist principle)」 | ||
13:実践における「デカルト的不安(Cartesian anxiety)」 | ||
14:発達の線形性と非線形性 | ||
15:整合性の罠と発達の非線形性 | ||
16:幼少期・青年期の抑圧からの解放 | ||
17:幼少期・青年期に味わった至高体験を思い出す実践 | ||
18:エリク・エリクソンの興味深い生い立ち | ||
19:ローレンス・コールバーグの興味深い生い立ち | ||
20:これまでの補足と要約 | ||
21:規範性(normativity)に関する補足 | ||
22:差異と病理について | ||
23:新ピアジェ派と新・新ピアジェ派について | ||
24:2018年の国際ジャン・ピアジェ学会を回想して | ||
Program 02 | ||
【対談動画】発達理論はなぜ注目されているのか? | 第2回対談振返り音声教材(9本) | |
・なぜ発達理論は注目されているのか? | 25:第2回の対談レクチャーを振り返って | |
・発達理論を学習し活用する上での注意点 | 26:成長物語という時代精神(ザイトガイスト)への健全な批判的眼差し | |
・「成長」「発達」という言葉の取り扱い | 27:成長発達に伴う2つの極端な発想:タナトス的発想とフォボス的発想 | |
・発達理論の変容と取り扱い | 28:発達の規範性を取り扱う際に重要なフランクフルト学派の思想 | |
・プロセスに着目した研究について | 29:フランクフルト学派の歴史と重要な洞察 | |
・プロセスに着目した実践 | 30:否定弁証法的発想の骨子 | |
・対人支援者に求められること | 31:規範意識と健全な批判意識を涵養するためのステップ | |
32:「統合的(integral)」という言葉の注意点 | ||
33:平均の罠と発達のエルゴード性・非エルゴード性について | ||
Program 03 | ||
【対談動画】発達理論は人間の何を見ているのか? | 第3回対談振返り音声教材(19本) | |
・「衰え」「老い」に対する捉え方 | 34:第3回の対談レクチャーを振り返って | |
・発達段階の測定に関する問題意識 | 35:4つの種類の妥当性 | |
・発達段階測定の進化の流れ | 36:3つの種類の信頼性 | |
・そもそも人間は測定できるのか? | 37:発達測定と賢く付き合うために | |
・測定における「信頼性」とは? | 38:日常的に行っている言語的・非言語的アセスメントについて | |
・「妥当性」と「信頼性」のメタファー | 39:計量学と発達測定の2大構成要素 | |
・「文脈依存性」「変動性」「領域限定性」「領域横断性」 | 40:発達測定の弁証法的価値と測定の背後にある意図に自覚的になること | |
・「領域限定性」の応用について | 41:発達理論を学ぶ者の責務について思うこと | |
42:領域特定型アセスメントと領域全般型アセスメントについての補足 | ||
43:形成アセスメントと総括的アセスメント | ||
44:アセスメントの開発・導入と学ぶことの楽しさや喜びについて | ||
45:シュタイナー教育やフィンランドの教育におけるアセスメントとは? | ||
46:後慣習的な物の見方を少しずつ広げていくこと | ||
47:発達測定上の“The Fallacy of Misplaced Concreteness”の罠 | ||
48:概念・アセスメント・施策の減価償却 | ||
49:効率性志向アセスメントと公平性・公正性志向アセスメントの違い:アセスメントに関する心理的安全性の確保 | ||
50:効率性志向アセスメントと公平性・公正性志向アセスメントの違い:アセスメントに関する心理的安全性の確保 | ||
51:アセスメントによる全方位管理・監視社会の到来の危惧とisとoughtの差異化と統合化について | ||
52:アセスメントの正・負の力:アセスメントを検証する際のフラットランド的視点を超えて | ||
Program 04 | ||
【対談動画】発達理論の光と闇 | 第4回対談振返り音声教材(10本) | |
・発達は善なのか? | 53:第4回の対談レクチャーを振り返って | |
・発達理論を支える「思想」:神学的観点より | 54:恐怖と思考停止 | |
・救済思想と発達理論 | 55:所与の神話に対して立ち止まり、検証できる力 | |
・「The Atman Project」について | 56:目的論的発達観についての補足 | |
・経済(economy)と技術(technology)について | 57:後慣習的プロフェッショナル倫理 | |
・政治について | 58:「汎技術社会」の時代におけるテクノロジー神学の視点の重要さ | |
59:テクノロジーと権力 | ||
60:“Nature”と“Human Nature” | ||
61:Post Conventional Stagesを体現した優れたアニメ作品の紹介(その1) | ||
62:Post Conventional Stagesを体現した優れたアニメ作品の紹介(その2) | ||
Program 05 | ||
【対談動画】発達理論の活用について | 第5回対談振返り音声教材(31本) | |
・対人支援者に求められるもの | 63:第5回の対談レクチャーを振り返って | |
・発達志向型能力開発とは何か? | 64:内なる声を見つけ、表現することのヒントになるいくつかの映画作品 | |
・Integral Life Practiceについて | 65:ポール・ヴィリリオの「速度学(dromology)」について | |
・「発達」(及び、発達理論)の限界を認識すること | 66:ポール・ヴィリリオの翻訳書の紹介 | |
・美意識・美的感覚を涵養することの重要性 | 67:実践美学の探究に向けて | |
・倫理の重要性 | 68:美学・倫理・道徳探究の手引き | |
・文明論の視点の重要性 | 69:アセスメントアレルギーを克服するために | |
70:自己表現アレルギーを克服するために | ||
71:自己表現を取り巻く自己に関するシャドーワークの勧め | ||
72:本物を真似ることから始める道 | ||
73:“phronimos”とクリプト社会のディストピア | ||
74:ウェブ1.0、ウェブ2.0、ウェブ3.0とクリプトアナーキズムの世界 | ||
75:本物に触れる体験 | ||
76:アセスメントの限界の再考 | ||
77:対人支援を超えて | ||
78:自己表現・創作活動の習慣化に向けて | ||
79:美的実践と自己超越:己の色を見つけ、己の色を育むこと | ||
80:対人支援と映画『マトリックス』の最新作“The Matrix Resurrections” | ||
81:食とカネの恐怖からの脱却に向けて | ||
82:視点取得能力の土台となる想像力の開発について | ||
83:シモン・ワイル(シモーヌ・ヴェイユ)の美と不幸(不条理)に対する洞察 | ||
84:世界の創造と自己否定 | ||
85:不幸とアートマン・プロジェクトに対するシモン・ワイルの戒め | ||
86:上昇主義・発達加速主義的なあり方に対する「待望」の重要さ | ||
87:Contextual Thinking, Contextual Being, Contextual Feelingの力 | ||
88:Phase Specificな介入と関係性を構築できることの大切さ | ||
89:キーガンでさえもが陥った罠と対人支援:最適解と即興性・創造性 | ||
90:天に昇って見る力と地べたを這いつくばって見る力 | ||
91:垂直的な発達に全ての問題を還元しないこと、スケープゴートにしないことの重要さ | ||
92:「発達的権威(developmental authority)」の役割を担うことの大切さ | ||
93:ジャン・ゲプサーが指摘した“deficient mode”とは? | ||
Program 06 | ||
【対談動画】発達理論の実践について | 第6回対談振返り音声教材(23本) | |
・改めて実践においての留意点 | 94:第6回の対談レクチャーを振り返って | |
・良い支援を仰ぐには | 95:Post Conventional Financeについて | |
・全ての社会の課題を解決するリーダーへ | 96:Developmental Due Diligence・Developmental Valuationについて | |
・起業家・アントレプレナーの実践とその支援 | 97:法内の法外体験・法外の法内体験を積むこと:その1 | |
・ビジネスリーダー・マネージャーの実践とその支援 | 98:法内の法外体験・法外の法内体験を積むこと:その2 | |
・国や地域のリーダーの実践とその支援 | 99:Counter Argument : Counter Narrativeの力を育むこと | |
・あの時こういうサポートが | 100:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その1 | |
・ポストコンベンショナルの芽生え | 101:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その2 | |
・異質異分子の方への励まし | 102:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その3 | |
103:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その4 | ||
104:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その5 | ||
105:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その6 | ||
106:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その7 | ||
107:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その8 | ||
108:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その9 | ||
109:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その10 | ||
110:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その11 | ||
111:仏教芸術及びルーミーの詩に関する補足 | ||
112:法というマトリックス世界 | ||
113:社会制度とマトリックス世界 | ||
114:視点取得エクササイズ_〇〇の視点で自己と世界を眺めてみると? | ||
115:時と沈黙による癒し | ||
116:「共著者(co-author)」としての対人支援者 | ||
Program 07 | ||
コンサルティングセッション | セッション振返り音声教材 | |
11/5 「発達理論とは何か?」 | 各回セッション終了後、 | |
11/12 「発達理論はなぜ注目されているのか?」 | 加藤氏からの振返り音声ファイルをご案内します。 | |
11/19 「発達理論は人間の何を見ているのか?」 | ||
12/3 「発達理論の光と闇」 | ||
12/10 「発達理論の活用について」 | ||
12/17 「発達理論の実践について」 |
ダイアローグ実施期間について
2023年3月〜2025年2月の12ヶ月
(開始時期調整中)
具体的な実施スケジュールについて
ご受講者のご希望を募り、調整いたします。
ダイアローグ当日にご参加いただけない方のために、ナビゲーター等の都合を鑑みて可能な範囲で、ダイアローグ後の氣づきなどをシェアし合う少人数の「ダイアローグ・レゾナンス」を企画する可能性もありますが、ご参加いただけない回が発生してしまう可能性もありますことを予めご了承くださいませ。
実施方法
オンラインZoom
料金について
1)enfacさんへのお支払い分
「ADTマスターコース basic」: 180,000円(税別)
2)弊社へのお支払い分
「コホート・ダイアローグ12ヶ月プログラム」:100,000円(税別)
※弊社専用サイト以外でお申し込みの方
「コホート・ダイアローグ12ヶ月プログラム」:150,000円(税別)
お申し込み手続き方法
1)「成人発達理論マスターコース」
弊社専用ページ(こちら)から直接お申し込みください。料金は、クレジットカード決済です。
成人発達理論マスターコースに関する契約やお支払い先は、直接enfacさんになります。キャンセル、問い合わせ・クレーム等は、enfacさん宛に直接ご連絡ください。
2)「コホート・ダイアローグ12ヶ月プログラム」
こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
メッセージ蘭に以下をご記入ください。
- DMCD12の申し込みである旨
- 「成人発達理論マスターコース」のお申し込み状況(お申し込み済、まだ申し込んでいない)
- 「成人発達理論マスターコース」のサイト(弊社専用サイト、他のサイト)
約30分無料ガイダンス@Zoomをお受けください。
期日までに指定する口座にお振り込みください。
分割など、ご事情に合わせてお気軽にご相談ください。